【EMC/無線 最新情報】 [欧州] [米国] [日本] [中国] ほか
【欧州】 掘り込み式CEマーキング、人体曝露ガイドライン
2012年10月から議論が続いていた、掘り込み式CEマーキングに対して収束が見られそうです。2013年5月にADCO(Administrative Co-operation under the R&TTE Directive)は正式にこのようなCEマーキングを認めないとの声明を公表しましたが、それをR&TTE CAは受け入れませんでした。2013年11月のR&TTE CAの会合において、欧州委員会が認める方針を示唆し、2014年1月27日にADCOは公式に認める声明を公表しています。
2014年1月31日にR&TTE CAはTGN 17として、欧州におけるR&TTE指令のもとでの人体曝露適合のためのガイドラインを発行しています。基本的にはBody SARを含み、R&TTE指令への適合を求める内容です。そのAnnexとして、ベルギーにおいて特に7歳以下の子供の使用を意図する携帯電話の販売を許可しない旨の通知が添付されています。
【米国】 KDB更新、罰金
2014年1 月22日
【935210】 What is the Commission guidance for the evaluation of Signal Boosters?
※Add D03 D03 Signal Booster Measurements v01r01 (測定方法の追加)
FCCは2013年も引き続き不法無線局に対して20件の罰金を科した模様です。
内容的にはHAC(Hearing Aid Compatibility): 6件、UNII: 2件、その他無線機: 7件、文書・ラベル: 3件などがあったようです。罰金金額は4千ドルから45万ドルとなっています。
【日本】 小電力無線局技術要件改正、移動用通信システム、医療機関内の携帯電話利用
2014年1月24日に、総務省は小電力セキュリティシステム等の高度化に関する技術的条件の一部答申を公表しています。
小電力無線局は、住宅用防犯装置、火災警報器、遠隔地点における観測値の伝送等の様々な用途で利用され、近年では、機器の小型化が求められています。また、そのシステムにおける情報伝送について、より迅速かつ確実に伝送できることが求められています。その中で今回、小電力セキュリティシステム、テレメーター用、テレコントロール用及びデータ伝送用の特定小電力無線局、動物検知通報システムなどに対して送信出力の増加、時制限などの緩和が行われ、医療用テレメーターとして400MHz帯のBAN(Body Area Network)の導入利用が提案されています。
⇒ 詳細はこちらをご参照ください。
また、同日2GHz帯等を用いた移動衛星通信システム等の在り方の一部答申を公表しています。
移動衛星通信システム等は、同報性、広域性、耐災害性等の衛星通信システム固有の特徴を有するほか、上空、海上、離島等での通信手段として、平時に加えて災害時において重要な役割を果たしています。新たな衛星通信ニーズ、研究開発動向、諸外国の動向等を踏まえ、L帯を用いた衛星測位システム及びS帯を用いた移動衛星通信システムに対する審議が進められてきました。
⇒ 詳細はこちらをご参照ください。
1月30日に医療機関内における携帯電話等の使用に関する検討の開始を公表しています。
いままで医療機器の電磁的耐性に関する薬事法(昭和35年法律第145号)に基づく規制により、各医療機関において独自のルールが定められてきました。現在は、携帯電話等及び医用電気機器の性能向上を考慮すれば、医用電気機器から一定の距離を確保するなどの安全対策を行った上で、医療機関内においても携帯電話等の電波利用機器の活用を推進することが可能であるとしています。
⇒ 詳細はこちらをご参照ください。
【中国】 周波数割当
2014年1月29日に中国MIITは無線周波数割当を公表し 2014年2月1日より有効としています。
⇒ 詳細はこちらをご参照ください。(言語:中国語)
【香港】 周波数割当
2014年1月22日に香港OFCAは2014年無線周波数割当を公表しています。
⇒ 詳細はこちらをご参照くさい。(言語:英語)
【バングラデシュ】 2.4GHz帯、5GHz帯ガイドライン
2014年1月22日にバングラデシュは、2.400 GHz~2.4835 GHz、5.725 GHz~5.875 GHzのサービス提供についてのガイドラインを公表しています。出力1W(EIRP 4W)までは使用料なしでライセンスフリーとして使用できることが記載されています。しかし商用利用に関して書式費用:500タカ、手数料:5000タカが必要とされています。
⇒ 詳細はこちらをご参照ください。(言語:英語)
【オーストラリア】 EMC規格更新
2014年1月30日にACMAはEMC適用規格の更新を行ってます。今回から、削除規格などを分類公表しています。
⇒ 詳細はこちらをご参照ください。(言語:英語)
【ブラジル】 70~80 GHz帯
2014年1月27日にブラジルANATELは71 GHz~76 GHz及び81 GHz~86 GHzの使用条件の協議を承認した模様です。
2011年にメキシコCofetelが同様の帯域で、HD Videoなどのアプリケーションの使用を意図し開放をしており、また、イギリスOFCOMも2013年12月17日より同帯域の使用を許可しており調和化が進むものと思われます。
⇒ 詳細はこちらをご参照ください。(言語:ポルトガル語)
【規格】 IEC 61000-4-5、EN 303 039
2014年1月17日
Project IEC 61000-4-5 第3版 (リリース前)
EMC-Part 4-5: Testing and measurement techniques – Surge immunity test
(EMC第4-5部:試験技術及び測定技術-サージイミュニティ試験)
Pre-release of the official standard
2014年1月28日
Final draft ETSI EN 303 039 V1.1.1 (2014-01)
Land Mobile Service; Multichannel transmitter specification for the PMR Service
2014年1月31 日
ECC Report 207
Adjacent band co-existence of SRDs in the band 863-870 MHz in light of the LTE usage below 862 MHz (9月13日ドラフト分)